こんにちは。Fさんから福ちゃんに改名して、久々に映画会で上映される映画の紹介をしたいと思います。

改めて、よろしくお願い致します。

さて。
先月の映画会では侍がタイムスリップしてしまう「侍タイムスリッパー」を観ました。時代劇好きにはたまらない作品でした。さすが日本アカデミー賞最優秀作品賞。

そして、5月の映画会で上映される作品は、

『窓ぎわのトットちゃん』

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です。
黒柳徹子さんが書かれた小説を元にしたアニメーション作品です。

ではでは、ひと足お先に窓ぎわのトットちゃんを鑑賞したいと思います。

(2時間後)

観ましたよー。トットちゃんこと黒柳徹子さんの小学生時代の学校や街の様子が、丁寧に表現されてました。

もちろんネタバレ無しでこの映画を紹介したいのですが、ひとつだけ抑えておきたいポイントがありました。

「トットちゃんが小学生の頃の日本は戦争へ向かっていた」

という事実です。

基本的に、物語はトットちゃんのたのしい学園生活が主軸となっています。
が、その周りで、戦争の影がひたひたと日常を変えてゆく様子が、しっかりと描かれていて、こう胸にぐっとくるものがありました。

トットちゃんの破天荒なキャラクターをありのまま受け入れてくれる学校「トモエ学園」は、最初は誰もが通学したくなる楽しい学校だったのに、そこにさえ少しずつ戦争の影が忍び込んでくるのです。

トットちゃんとトモエ学園の仲間たちが少しずつ軍事教育に染められていく様子も、観ていてちょっとしたホラーでした。

僕が思うに、『窓ぎわのトットちゃん』の裏テーマは「命の大切さと、死の恐怖」ではないかと。
そう言うと何だか怖い映画のように思われそうですが、それはそう。だって戦争は怖いから。

そんな中に多感な小学校生活を過ごした黒柳徹子さんだからこそ、小説「窓ぎわのトットちゃん」を書き上げられたのでしょう。

そうそう。
映画が始まってすぐ、黒柳徹子さんのナレーションが始まるのですが、それをしかと聴いて、胸に刻んでから映画を見ることをオススメします。

なので、映画会の時のテレビのボリュームは最初から大きめに設定したほうがいいと思います。20ぐらいで丁度いいかも。

そんな映画「窓ぎわのトットちゃん」が上映される映画会は、5月11日の日曜日、14時からです。

トットちゃんの、そして黒柳徹子さんの物語を、是非一緒に鑑賞しませんか?

僕も小学校時代にトモエ学園みたいな小学校に通えていたら、楽しかったんだろうなぁ。と羨ましく思ってしまった福ちゃんでした。